主題7(公募・一部指定)
胃癌予防の考え方と現在の課題
Gastric cancer prevention strategies, perspective and problems
司会:菊地 正悟(愛知医科大学医学部 公衆衛生学講座)
間部 克裕(淳風会健康管理センター 倉敷センター)
1994年、WHO/IARCによりH. pylori (ピロリ菌)が胃癌の確実な発癌因子と規定され、ピロリ菌の除菌による胃癌予防効果が示されている。これまでの検診(二次予防)中心から、ピロリ菌の検査と除菌による一次予防を導入した胃癌対策の勧告も出されている。
本学会のガイドラインでは提言として、検診に加え、除菌による対象者の胃癌リスク低減と次世代への感染防止による胃癌減少を組み合わせた対策を記載しているが、必ずしも十分に進んでいない現状がある。
本セッションでは、それぞれの地域、施設での胃癌予防に対する考え方と、現在の課題について実際の対策とその結果を含めて発表頂き、課題を整理して議論を進めたい。また、高齢者、働く世代、若年成人、中学生、高校生対策、小児など年代別の検討や胃がん検診との関係などについて議論を行いたい。
幅広い応募をお待ちしています。